資生堂ジャパンが始めたアバターによるライブコマースは、10月22日に行った初回配信で約5000人が視聴した。アバターによる配信は、月1回程度の配信を予定。現在はテスト展開と位置付ける。可能性の検証とノウハウ蓄積に一定の期間が必要と捉えており、ユーザーの反応を検証して今後の展開を見極める。
美容部員によるライブコマースは、国内で20年7月から本格化した。月8回程度配信する。
人による配信は、既存顧客向けに商品の具体的な使用方法を実演を交えて説明することを主な目的にする。新たに開始するアバターの配信は、新規顧客にブランドや商品に対する関心を高める機会にする。とくに親和性の高い若年層向けにエンタメ性のある視聴体験を提供する。
アバターは、同社の美容部員が持つ専門知識や接客ノウハウを学習している。これまでのライブ配信で接点を持てなかった若年層や男性顧客へのアプローチ、売上拡大を図る。今期(25年12月期)上期のEC売上高は、前年比10%台後半と成長基調を維持している。
ライブ配信には、先輩役の女性キャラクター、後輩役の男性キャラクターの2人のアバターが登場する。ユーザーと双方向の対話を行い、美容情報の発信や商品提案を行う。ライブ中に紹介したアイテムをタップすることで、商品購入ページにアクセスできる。自社調べでは、国内化粧品業界で、アバターを使ったライブコマースは初めてという。