エニグモの「バイマ」が韓国ブランド強化へ、若年層顧客の取り込み図る

 ファッションEC事業を手掛けるエニグモでは、海外出品者から日本向けにブランド商品などを販売するCtoC仮想モールの「BUYMA(バイマ)」において、韓国ブランドの強化を進めている。従来から得意としていたハイブランドとはまた別の視点で新たな顧客層の開拓を図っていく。

 開設から20年が経過したバイマでは、長年ラグジュアリーブランドが主体で、それ以外はアメリカのブランドのアウトレット商品の取り扱いが目立っていた。しかしながら、「全体のユーザー数で見た時に、当然、若年層を取っていかないとサイトの長期的な成長はないので、やはりそこに向けた獲得策を進めている」(今寺優介執行役員)と説明。

 ここ数年の大きなトレンドとしてある、韓国ブランドがファッション市場で人気の流れになっていることに着目。元々、韓国ブランドは、ミドルからロープライスの手ごろなファッションアイテムが非常に好調で、ECを中心に市場が伸びている。

 バイマの顧客層は30代後半などがメインだが、韓国ブランドの顧客はそれよりも若く、20代前半から場合によっては10代もいる。コスメも人気となっているが、やはりファッションアイテムが強く、トレンド商品が良い価格でそろっており、ブランドの種類も非常に豊富だという。

 また、韓国ブランドについては日本にリアルの店舗を出店しているところがまだそこまでなく、限られた大手ブランドのみがいくつか展開している状況だという。「ただ、日本への本格進出を今は各社で考えているようなので、そういったブランドの商品を日本で売りやすいのはやはりネット上なのかなと思う」(同)と説明。

 買い方としても、韓国アイドルや俳優が着用したアイテムということで売れていて、情報収集もこの年代はインスタグラムやTikTokなどSNSからになっていることから、オウンドメディアなども運営するバイマとの親和性は高くあると見ている。

 今秋には都内渋谷に開設した同社独自のイベントスペースを使って韓国ブランドを集めたリアルイベントを開催。店頭限定のクーポンも配布しながら集客を図るなど積極的な販促を行っているようだ。

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