ヤマト運輸が宅配便を障がい者が受け取りやすくする取り組みを開始した。荷物の配送時に配送員に「インターフォンの呼び出しの後1分待って欲しい」「ゆっくりと話して欲しい」など障がい者側が事前に要望できるようにして障害がある人が安心かつ快適に荷物を受け取れるようにする。
8月17日から展開する個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」とミライロが提供するデジタル障害者手帳「ミライロID」の連携を開始し、障がい者は荷物を受け取る前に「要望」を登録できるようになる。
登録可能な要望は「インターフォンの呼出しや応答後、(30秒、1分、1分30秒、2分 ※1つ選択)ほど待っていてほしい」「インターフォンは間をあけて2、3回鳴らしてほしい」「ゆっくり、はっきりと話してほしい」「荷物の送り主・品名、大きさ・重さ、種別(常温、クール、着払い等)などの情報を伝えてほしい」「荷物受け取り時の押印は不要にしてほしい」「不在時は宅配ボックスに入れず、持ち戻ってほしい」「宅配ボックスに納品する場合、下から(1、2、3、4 ※1つ選択)段目以上に納品してほしい」「宅配ボックスに納品する場合、下から(1、2、3、4 ※1つ選択)段目以下に納品してほしい」などがある。
それら事前に登録された要望はヤマト運輸のドライバーが持つ端末に通知、それぞれの要望に応じた適切な対応が行えるようになるという。
ヤマト運輸とミライロは2019年からユニバーサルマナー検定の取り組みを開始し、障害のある当事者調査の実施やヤマト運輸営業所のサイン監修などで連携してきた。22年には「ユニバーサルデザインガイドライン」の策定や荷物の受け取り・発送といった業務に即したヤマトグループ独自の「ユニバーサルマナー検定」を共同開発している。今後も協働を強化していく考え。