等身大のネットモデルに期待――。スタートトゥデイが「ゾゾタウン」専属モデルの起用を進めている。
同社は今年8月にモデルオーディションの受け付けを始めた。一次と二次の審査を行い、最終的に一般ユーザーの人気投票を経て、投票結果1位の持永真実さんなど合計17人(女性12人・男性5人)の専属モデルを決定した。
そして11月から撮影を開始。当初は体型が一般人に近いためプロのモデルよりも見た目で劣るのではという不安があったようだが、ふたを開けてみると「プロと遜色なかった」(フルフィルメント部)という。
もちろん撮影時にはメイクやコーディネートに気を配り、同時にポージングや表情などをカメラマンが引き出すといった具合に見せ方の面で工夫している。
これまではユーザーから、「ゾゾ」で起用しているプロのモデルの体型とユーザー自身の体型に乖離(かいり)がありすぎるという声があった。
そのため今回のオーディションではよりユーザーに近い“等身大"のモデルを選出するという狙いもあったようだ。また、プロの人気モデルなどは敷居が高くカメラマンとも距離があったが、「ゾゾ」専属モデルとの間では距離感も近づいたという。
現時点では第二弾のオーディションは未定だが、同社ではネットモデルの採用により「ネット業界とモデル業界のスタンダードの第一歩になれば」(同)と期待を寄せている。