【EC周辺】ミクシィ、DeNAと提携し“ソーシャルコマース”開始へ

 

画像は連携が期待される「mixiページ」。通販企業の利用も多い

 ミクシィがソーシャルコマースに参入する。1月25日、仮想モール「ビッダーズ」などを運営するディー・エヌ・エーと業務提携を締結。ビッダーズのノウハウと仕組みを活用し、3月下旬をメドにSNS「mixi」内で仮想モール型のネット販売を展開する計画だ。既に「ビッダーズ」に出店している通販実施企業の参加が決定。まずは開設時に出店数1000店舗を目指す。「ユーザー間に『モノ』で始まるコミュニケーションを創り出したい」(ミクシィ)考えだ。

 両社は3月下旬をメドに、SNS「mixi」上に仮想モールを開設する。モール名称は未定。出店店舗の開拓やサポート、システムの提供はディー・エヌ・エーが担当する。運営は共同で行っていく考えだ。「mixi」ユーザー以外が閲覧できるかどうかは未定としている。

 現在決定している出店店舗は、ビッダーズに出店している「ローソンHMVエンタテイメント」「サンリオ」「セシルマクビー」の3社。出店店舗以外でも、10~30代女性に受け入れられる商品を扱う店舗にも参加を促していく構想だ。

 SNSの仕組みを活かした「ソーシャルコマース」が最大の特徴。詳細は未定だが、「mixiチェック」ボタンなどでユーザー間で情報を〝共有〟できるSNSの仕組みを活かした形になることは確か。あえて自身のサービス内で通販を行う以上、よりソーシャル性を高めた設計になりそうだ。また、企業・個人が無料で作成できる「mixiページ」との連携については「(連携により)効果が高まると思うので可能性はある」(同)としている。

 対応デバイスについては非公表だが、「ソーシャル性を重視したサービスにしたい」(同)ことから、「mixi」へのトラフィックが多く、SNSとの相性がいいスマートフォンを重視する可能性が高いとみられる。

 出店料は「現在は考えていない」(同)。売り上げの数%をミクシィとディー・エヌ・エーが配分する形となるようだ。

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