ネットラジオのradikoは4月から、CMと連動したネット広告を開始する。ネットラジオの聴取中、アプリにバナー広告が表示される仕組み。CMだけではなく、ラジオ通販番組と連動した広告を配信することも可能となる。
ネットラジオのradiko(ラジコ=本社・東京都港区、岩下宏社長)は4月から、CMと連動したネット広告を開始する。ネットラジオの聴取中、アプリにバナー広告が表示される仕組み。CMだけではなく、ラジオ通販番組と連動した広告を配信することも可能となる。 同社ではAM・FM・短波ラジオがパソコンやスマートフォンから聴取できる「IPサイマル放送」を提供しており、ネットラジオアプリのダウンロードは、パソコン向けは約300万人、スマートフォン向けは約100万人となっている。 新広告の名称は「シンクロアド」。利用例としては、ハンバーガー会社のCMと連動する形で、ハンバーガーの割引クーポンのバナー広告をアプリ画面に表示。クリックすると広告主のサイトに移動するといったものを想定している。 CMやラジオ通販番組で商品を宣伝するのにあわせてバナー広告を表示し、通販サイトなど、実際に商品を販売するページに移動させることも可能だ。 1年後に広告主として200社の獲得が目標。バナー広告のクリック数に応じた手数料の発生や、商品が売れた際の成果報酬の発生など、詳細な収入配分については決まっていないが、「(ラジコ側が)手数料収入などを得る仕組みを導入する可能性もある」(ラジコ)としている。