ヤフーはネット販売の安全性の強化を進めている。仮想モール「ヤフー!ショッピング」や「ヤフー!オークション」での商品購入の際に、ユーザーのパスワード入力回数を増やすなどの取り組みに着手。本人確認を徹底してトラブルの発生を防ぎ、サービスの利用拡大につなげる。現在は具体的な仕組みを検討している段階で、2012年度中に形にしたい考えだ。
ヤフーでは全サービスの安全性を高める施策を進めており、「ヤフー!ショッピング」と「ヤフー!オークション」での取り組みもこうした動きの一環。
仕組みとしては、商品の購入時にログインする際、現在はヤフーのIDとパスワードの入力が必須となっているが、さらに使い捨ての「ワンタイムパスワード」を送信。パスワードの入力回数を増やし、より安全性を重視した仕様にする。ワンタイムパスワードの送信のタイミングや形式などの具体的な方法はこれから詰めるが、「安全性と利便性を両立させる仕組み」(ヤフー)を目指すという。ヤフーが提携する他の通販サイトでも同様の手順を踏む形になるようだ。デバイスは全デバイスに対応させる。