【EC調査】ビデオリサーチ調べ、ネット販売で一番買うのは「衣料品」

ビデオリサーチはこのほど、ネット販売の利用状況について調査結果を発表した。それによると以前までネット販売の購入品トップは書籍だったが、2009年からは衣料品が1位となっている。実店舗との比較では購入価格やアイテムに大差はなく、実店舗では商品の特徴が購入の決め手となるがネットでは価格的な要素が購買に影響を及ぼしているようだ。

調査はネットを通じて全国の16歳以上のモニターに実施。

年齢・性別にネット販売の利用状況を見ると、利用者数は年々増加しており、特に女性の伸びが目立っている。中でも、30代では6割以上が利用しているという。

品目別では、08年までは書籍が1位だったが、09年以降は衣料品が書籍を抜いてトップとなっている。直近の11年では衣料品は41・5%と2位の書籍(32・8%)に8・7ポイントの差を付けている。

また、購買動向を実店舗と比較すると、実店舗とネットで購入金額やアイテムに大きな違いはみられなかったようだ。
購入金額ではネット経由のほうがやや安い傾向にあるが、スウェットやズボンなどはネットの金額が実店舗を上回った。

実店舗とネットそれぞれの商品購入までの検討期間も調査した。実店舗では商品を見たその日に買う人は4人中3人だが、ネットではその日に購入したのは4人中1人。ネット経由では時間をかけて情報を比較検討する人が多い。

購入の決め手になった要因を見ると、実店舗では商品そのものの特徴が影響している一方で、ネットではポイントを含めた価格的な要素が決め手になっているようだ。

同時に、ネットの場合は、くちコミを参考にする人が高い傾向にあった。

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