小田急百貨店は11月3~7日の5日間、F1層をターゲットに衣料品やスイーツなどを集めた催事を新宿店本店で行い、一部で通販サイトと連動させる取り組みを試した。同社が開催したのは「新宿西口ガールズフェスタ」。百貨店離れが進んでいる若年層の好む商品を豊富にそろえて、ライフスタイルを提案する同社では初の試み。従来は接点の少ないファッションブランドなどを扱うことで、新客の来店につなげ、リアルやネット上で既存ブランドとの買い回りも期待したという。
催事には衣料品や雑貨、スイーツなど全36店舗が出店した。誘致に当たっては、20~30代前半の女性向けプロモーションで実績のあるブランディンググループのF1メディアが協力。アパレルでは、「ブレストウキョウ」や「グラムストーン」など、ブランディンググループのファッションウォーカーが通販サイトで扱う8ブランドも出店した。
今回のイベントに合わせて、小田急百貨店では、運営する通販サイト「小田急オンラインショッピング」でも出店ブランドの一部とネット連動した。
また、会期中、ファッション誌「Ray」読者モデルの平有紀子さんなど、人気読者モデル4人によるトークショーも開催(写真)。トークショーではイベントに出店するファッションブランドと4人がコラボした商品を紹介し、会場のほか、小田急百貨店の通販サイトでも購入できるようにした。
同社では、「ガールズフェスタ」に関連したネット受注量は明らかにしていないが、通販サイトではファッション分野を強化しており、今後もリアルと連動した取り組みを本格化するとみられる。