トランスコスモスは12月20日、民事再生法の適用を申請し破たんした総通の「日本直販」事業などについて、トランスコスモスの子会社を通じて譲り受けることを決めたと発表した。12月19日の経営会議で決定、同日付で事業譲渡契約書を締結した。譲渡額は非公開。総通が持つノウハウや人材を活用して「日本直販」ブランドの通販ビジネス再建を目指し、トランスコスモスのサービス拡充につなげていく。
トランスコスモスが12月5日に設立した「トランスコスモスダイレクト」を譲受会社とする。譲り受ける事業の対象は、「日本直販」事業を運営するために必要な商標権や資産などで、総通の従業員の処遇については未定とする。今後は裁判所の認可が下り契約書の条件を満たした段階で、トランスコスモスダイレクトが「日本直販」事業を開始する。なお、トランスコスモスでは総通の債務は引き継がない。