【EC支援】ドコモ、店舗来店でポイント付与する新サービス開始

エヌ・ティ・ティ・ドコモは2月20日、スマートフォンの位置情報機能を活用してユーザーが特定の店舗に来店するだけで独自ポイントが貯まるサービスを試験的に開始した。オンライン上の仕掛けでユーザーを実店舗に送客するO2O(オンライン・トゥ・オフライン)のプラットフォームを提供し、来店や販売促進を支援していく考えだ。

新サービスは「ショッぷらっと」。スマホの位置情報を使い、ユーザーが近隣でポイント付与やクーポン配信を行っているサービス加盟店舗を検索できるほか、加盟店舗に立ち寄るだけで独自ポイント「star(スター)」が付与されるのが特徴。貯めたポイントは商品券やギフトカードなどの特典と交換ができる。

現状、ポイントの交換先はビザのギフトカードだけだが、今後は加盟店舗のポイントとの交換や、ドコモユーザー向けに「ドコモポイント」との交換なども視野に入れている。

サービス開始当初は東急百貨店やタワーレコード、飲食店、カラオケなど都内の渋谷・新宿・池袋エリア約170店舗が対象。3月末には300店舗まで増やし、来年度以降は1000店舗以上に拡大する予定。
20日付でAndroid搭載スマホ向けに専用アプリの配信を開始。iPhone向けにも近く配信を始め、ドコモユーザー以外でもサービスが利用できる仕組みになっている。NTTドコモによると、広告掲載や参加店舗でのプロモーション、くちコミなどによってアプリのダウンロードを促進させる考え。

同サービスの提供に当たり、ユーザーに付与するポイントの原資は店舗側が負担する。今年8月末までのトライアル期間中は、サービス利用料や手数料などは徴収せず、その後は状況を見て料金を設定していくとみられる。

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