下着・靴下EC推進協会は3月1日から、ブラジャーの販促キャンペーンを開始する。下着を販売する12社の31店舗で実施するもので、協会が主導になって共同販促を行うのは初めて。参加企業で共通のバナーを用意して、今年春に発売するブラジャーを訴求する。ブラジャーが最も売れる春に販促を集中させることで、購買機会の拡大を目指す。
キャンペーンは「ブラジャーシンデレラウィーク」で、3月7日までの1週間の期間限定で開催するもの。参加企業の通販サイトのトップページに共通バナーを貼り、各社が用意したおすすめ商品に誘導する。
参加するのは白鳩やHEAVEN JAPAN、dazzy、アツギなど12社で、自社サイトや楽天市場、ヤフーショッピングなどの通販サイトで展開する。各社はおすすめ商品として、商品にノベルティグッズや送料無料などのインセンティブを用意して購入を促す。また、楽天とヤフーが協力する。楽天が各ショップのおすすめ商品を紹介する一覧ページを用意し、ヤフーが対象商品の検索を強化するなどの試みを行う。
「ブラジャーシンデレラウィーク」は初の開催で、テーマを「春。もっと素敵なわたしへ」と設定した。卒業や社会人スタートなどのタイミングや、衣替えに合わせてキャンペーンを実施。複数サイトでの集中販促を行い、需要を喚起する狙い。
下着・靴下EC推進協会は16年3月に設立した業界団体。会長に池上勝白鳩会長が、副会長に松山崇HEAVEN JAPAN社長がそれぞれ就いた。会員9社と賛助会員8社が参加している。18年度は消費者の信頼構築を課題に、パネルディスカッションなどのセミナーを行うほか、共同キャンペーンの開催などに取り組んでいく。