AOKI  スーツのレンタル開始、20年度末めどに1万人獲得へ

AOKIは4月30日、スーツのシェアリングサービス「suitsbox」を開始した。専用サイトを開設して申込みを受け付けている(画像)。
サービスは顧客の希望するサイズやスタイリングの要望に合わせた「スーツ・シャツ・ネクタイ」のビジネスウェアをフルセットで届ける1カ月間のシェアリングサービス。初回申込時は会員登録完了メール受信後4~5営業日以内に商品を配送する。
利用者は専用サイトから身長、ウエスト、股下、首周り、裄丈の該当サイズを入力し、「ベーシック」「トレンド」「ジャケット」などのスタイルとカラーを選択。併せて自身が履く予定の靴のカラーを入力し、スタイリングの要望内容をテキスト入力で伝えることで、スタイリストが商品を選定するようになっている。
選定商品は同社が展開する商品を基に、プロスタイリストのMB氏監修によるオリジナルスタイリングロジックを構築。コーディネートを点数化して、専門教育を受けたカスタマースタイリストが選定する仕組み。着用したスタイリング情報は顧客ごとに蓄積されるため、利用回数を重ねるごとにマッチング精度が高まっていくという。
ユーザー登録後は専用のマイページで配送から返却までの対応状況が把握できるようになっている。商品が届いて1カ月間着用し、翌月になったら専用ボックスに入れて返送する。サイズや色柄が合わない場合はユーザー登録の初月1回まで無料で交換が可能。
料金コースは「エコノミー」が税別7800円でスーツ・シャツ・ネクタイを1着。「ライト」が同1万5800円で同2着セット(Yシャツは3枚)。「スタンダードプラス」が同2万4800円で同3着セット(同5枚)と、返却前に翌月のアイテムが先に届く「先出しプラン」も採用している。また、すべてのコースに「借り放題オプション」を付けることが可能で、別途月額で税別5000円が必要となる。
メインターゲットは20~30代などの若者で、買い物の時間や服の保管場所などに余裕がないニーズを開拓していくという。2020年3月期には1万人のユーザー獲得を目指している。AOKI商品の認知を図るとともに、スーツシェアリングから鞄や靴といった周辺グッズとのトータルコーディネート購入にもつながるような効果も期待している。

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