スーツの企画販売を手がけている青山商事は2月28日、チャットコマース事業を行うZEALS(=ジールス)の接客AIエージェントを導入し、「洋服の青山LINE 公式アカウント」にてAIエージェントのサービスを開始した。
同サービスは洋服の青山で培ってきた接客マニュアルや商品情報などをAIに学習させて、LINE公式アカウント上でスーツに関する悩みに対して、AIが適した内容を回答するもの。
毎年4月からは新入学生・新社会人となるフレッシャーズの来店がピークを迎え、普段スーツを着慣れていない顧客が多くなることから、事前に「TPOに合わせたスーツの着こなし」や「入学式に必要なオススメのアイテム」などの情報を、AI技術を活用して専門的なアドバイスやサポートができる環境を整えたという。LINE上でAIがスタッフの代わりに応対する形で、店舗スタッフが実際に行っている専門的なサポートを提供するとしている。
さらに、LINE上に寄せられたコメントをAIが常に学習することで、顧客がより満足できるアドバイスへと進化もしていくという。今後、AIエージェントを活用した新たな顧客体験の創出やデータ分析に基づく商品開発など、さらなる可能性を模索していく考え。