アマゾンジャパンは10月1日から、同社が運営する通販サイト内で出産、育児に必要なベビー用品やマタニティ用品をリストにし公開できる機能「Amazonベビーレジストリ」を開始した。出産を控えた人やその家族、育児中の世帯を対象としたサービスで出産・育児に必要な商品をリストアップでき、利用者自身で購入するだけでなく、当該リストを公開できるシェア機能で、当該ユーザーの友人や家族などはギフトを贈る際に「本当に必要な商品」を贈ることができる利点があるようだ。また、利用者には対象商品の割引や試供品を贈与などの特典を付与する。同機能の提供で出産前後に急増するベビー・マタニティ用品の購入およびギフト需要の取り込みを狙う。
「Amazonベビーレジストリ」は米アマゾンでは2006年から欧州のアマゾンでは2013年からスタートしている出産、育児に必要なベビー用品やマタニティ用品をリストにして公開できるサービスで買い忘れの防止、購入商品やお祝いでもらった商品の整理などができるようになるという。当該リストは公開することで家族や友達は「欲しい商品」を確認した上でミスマッチなく必要な商品をプレゼントすることができる。商品リスト上ではすでに購入した商品は「購入済み」を表示でき、他の人から同じ商品が贈られることなどを防止するという。また、他の利用者の「ベビーレジストリ」、閲覧でき、当該利用者の登録商品を自身のリストに追加することもできる。そのほか、買い忘れなどを防ぐため、アマゾン側で必要な状況やカテゴリーごとに必要となる商品を分類して提案する。
「ベビーレジストリ」の利用者向けの割り引き販売も行う。対象のベビー用品を税込2万円分購入した利用者を「コンプリート割引」として、それ以降に購入する2回分かつ総額税込10万円まで対象商品の代金を一般顧客は5%、有料会員「アマゾンプライム会員」の場合は10%の割引を行う。
また、「ベビーレジストリ」で欲しい商品を30点リスト登録した上で、当該リストの中の商品を700円以上購入した利用者を対象に出産前後に必要となる複数のベビー用品のサンプル品を詰め合わせた「Amazonベビーレジストリ出産準備お試しボックス」を付与する。