イオンリテールは１１月１日から、ネット販売で大型セールを開始した。昨年に続く取り組みで、開催期間を７日間延長し、１３万５０００点を販売する。セール限定でヤフーが運営する仮想モールにも出店し、顧客接点の拡大を目指す。１１月度の売上高は前年同期比２倍を見込む。
大型セールは「ＡＥＯＮサイバー”ｅ”セール」で１５日までの１５日間開催する。品ぞろえはファッションや携帯電話、家電、自転車のほか、年末商戦のお歳暮などのギフトやおせちなどで、昨年と比べて５０００商品増やした。「１１」にちなんだゾロ目大特価商品や、ゾロ目クーポン企画などを実施する。
対象の通販サイトは７サイトで、「おうちでイオン イオンショップ」や「イオンスタイルファッション」、「イオンスタイルホーム」などのほか、グループ会社が運営する自転車販売の「イオンバイクオンラインショップ」や酒類販売の「イオンでワイン」なども対象。一部の通販サイトでは１１月３日から、店頭受け取りサービスを開始している。
今年から、ヤフーが運営する仮想モール「Ｙａｈｏｏ！ショッピング」内のセール「いい買い物の日」に参加する。セールへの参加は初で、セール期間限定で展開する。ユーザーの利用頻度が高い仮想モールに出店することで、新規顧客層との接点の拡大を狙う。
ネット販売における大型セールは昨年に初めて行い、これに続く取り組み。消費者の購買意欲が低い１１月の消費者意欲を喚起する狙いで実施した。昨年１１月度の同社のＥＣ売上高は前年同期比３倍となるなど好調に推移した。