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ふくや 明太子の自動配送を開始

ふくやは4月1日から、IoT技術を使った明太子の自動配送サービスを開始した。主力の明太子の無くなったタイミングから次の注文までのタイムラグを解消し、継続購入につなげる狙い。まずは福岡県在住者を対象にモニターを募集し、テスト運用を行う。

開始したのは「ふくやIoT(いつも/おいしく/とどく)」。対象商品は味の明太子300グラムで、商品と一緒におすすめ商品をプレゼントする。配送頻度は11回で、税込価格は2万9810円(税込)となる。

冷蔵庫内に専用のIoT機器を設置して、内部に明太子トレイを収納すると内蔵した重量センサーが内容量と残量を計測する。計測のタイミングは1日1回で、LTE回線を通じて自動的に送信する。ふくやは今後の消費量を予測して、明太子が無くなる前に商品を発送する。

IoT機器は明太子300グラムのパッケージ(縦190ミリ横130ミリ、高33ミリ)が1つ収まる大きさで、高さが約200ミリ。メーカーに依頼して専用機器を開発し、計量をウエキモールドが、データ通信をメカトラックスがそれぞれ手掛けた。

明太子は嗜好品のため、家庭で無くなってから注文するケースが多く、次の注文までのタイムラグが発生しがちだった。定期購入サービスも展開しているが、消費スピードと次のお届けのタイミングが合わない場合があったという。IoT技術の活用で消費と注文のタイムラグを埋めて顧客の利便性向上を図る。

モニター募集は4月15日まで行い、抽選で20人を選ぶ。夫婦2人世帯や子どものいる家庭、1人暮らし世帯など幅広い層での利用を見込む。機器の大きさやデータの内容などを見ながら、1年以内にユーザーの募集を行いたい考え。

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