厨房機器の販売などを行うテンポスバスターズとグループ会社でウェブ事業を行うテンポスドットコムは5月1日、ネット上で厨房機器のレンタル事業を開始する。これまでも顧客の要望に応じて店舗が個別に見積りを提示してレンタル事業を行っていたが、商品ごとにレンタル価格を設定し、その価格をネットで確認してレンタルできるようにする。新品・中古の厨房機器の販売に加えてレンタルもネット上で完結できる体制にする。
ネットでのレンタル事業は、フードフェスティバルへの出店での需要が増えていることから対応することにした。そのためレンタルは原則として2泊3日という短期での料金に設定しているが、飲食店が開店時のコストを抑えるためにレンタルするような長期への対応も個別に行えるようにする。レンタル事業は4月30日まで一部店舗で試験運用した上で全国展開する。
テンポバスターズは59店舗を展開。飲食店から厨房機器の買い取り、再生センターでの商品化、そして販売を行っている。このリサイクルのノウハウで一度レンタルした機器もメンテナンスして再度中古商品として販売するため、割安なレンタル料金で提供できるとしている。
今後はレンタル商品のライアンアップで製菓製パン、製麺などの食品機器や給食センター用の回転窯、病院などで使用する配膳台車などを加え、新たな需要の掘り起こしによる新規顧客の開拓につなげる。レンタル事業の初年度の売り上げ目標は1億円を見込み、5年後には10億円まで拡大する。