ヱヂリウムは2月7日、レコメンデーションサービス「ヱヂレコ」が、アイクコーポレーションが展開する中古車情報サイト「Mjネット(スマートフォン向けウェブサイト・アプリ)」に導入されたと発表した。
Mjネットには、来訪者ごとにパーソナライズされた最適なレコメンデーションを提供するため、ヱヂレコのコンバージョンの自動最適化の仕組みを導入している。自動最適化の仕組みにより、1つのレコメンデーション表示エリアに対して、複数のアルゴリズムのA/Bテストが自動で繰り返され、その過程でアルゴリズムの使用割合が調整される。
コンバージョン率の高いアルゴリズムを自動的に多く使用しつつ、その他のアルゴリズムのコンバージョン率も継続的に計測することにより、コンバージョンの改善を行うと同時に状況の変化にも柔軟に対応できるよう設計した。この自動的な使用割合の決定のために、「強化学習による最適化」という技術を用いた。
また、車という特性からカラーを重要視する消費者がいると考え、通常の商品マスターに加え、カラーコードを連携。これにより、例えば赤い車を良く見ている人にはリアルタイムで行動解析を行い、赤い車がレコメンデーションとしてより表示されやすくなる。また、カラーコードとして連携したことから、探しているカラーコードに近いカラーコードの商品もレコメンデーションに表示することも可能となった。
今後はMjネットのパソコン向けサイトへのヱヂレコ導入を検討する。また、複数ドメインを運営していても各サイトのレコメンド表示回数の合計に応じて料金を請求するというメリットを踏まえて、アイクコーポレーションが展開している各種情報サイトへの導入も推進するという。