メルカリ子会社で新規事業の企画開発を手掛けるソウゾウは7月19日~24日、簡単にネットショップを開設できるプラットフォーム「メルカリShops」において、酪農家を応援するためのキャンペーンを実施する。
「土用牛の日」プロジェクトは、学校の夏休みなどで消費が減る夏場に、家庭での乳製品の消費拡大を後押しするのが目的。新型コロナウイルスの影響で飲食店の休業・学校給食の休止・インバウンド需要の減少などがあり、酪農業界は消費低迷に苦しんでいるが、ウクライナ情勢の悪化や円安の影響で牛の飼料代が高騰し、さらなる苦境に立たされているという。
これを受けて、同社では酪農家を支援するための取り組みを行う。まず「メルカリ」アプリ内で乳製品特集を実施。日本チーズ協会経由でメルカリShopsに出店した店舗をはじめとした乳製品を販売する。また、有名レストラン「sio」オーナーシェフの鳥羽周作氏が、メルカリShopsで販売されている乳製品を使用し「牛の日特別コラボメニュー」を開発。sio系列店舗である「Hotel’s」で7月20日~23日まで提供するほか、メニューのレシピを「メルカリShopsマガジン」で公開する。
ソウゾウの石川佑樹社長は、7月19日の記者会見で「プロジェクトを盛り上げることで、生乳・食品業界における課題と、EC化における課題を解決し、乳製品のEC販売の認知向上と利用促進を目指したい」と話した。