「マウジー」などレディース衣料を中心に展開するバロックジャパンリミテッド(本社・東京都目黒区、村井博之社長)は4月23日、環境に配慮したサステナブル事業の一環として、倉庫に眠っていた在庫でコーディネートを組み、新たな価値をつけて販売する通販サイト「AUNE(アウネ)」をオープンした。
アパレル倉庫には発売シーズンを過ぎて評価減となったデッドストック(売れ残り品)があり、これらの商品はセールやアウトレットでも消化できず、倉庫費用や焼却代として管理費や環境への負荷がかかっている。同社ではデッドストックを販売する時期やターゲット、市場を変え、販売方法を工夫することで命を吹き返すのではという視点から新規事業「アウネ」を立ち上げたという。
同社は倉庫に眠っていた在庫を生かした高品質、低価格での打ち出しと、誰でも簡単にファッションを楽しめるコーディネート提案を行うことで新たな価値を提供。単品で検索するサイトとは異なり、「カジュアル」「ちょっとキュートに」「かっこよく」などの系統別や「オフィス」「女子会・ママ会」「デート」といったシーン別の検索に対応し、シチュエーションごとに好みのコーデを届ける。
コーデを組むのはスタイリストのほか、同社ブランドで販売経験を持つ社員も行っており、幅広いシチュエーションにマッチしたスタイリングを実現した。また、キーアイテム検索では利用者が持っているアイテムタイプを選択すると、当該アイテムに合う商品2点が表示されるという。