紳士服の販売を手がけている青山商事は1月20日、レンタルサービスを提供するウェブサイト「hare‥kari(ハレカリ)」(画像)を開設した。メンズ・レディスの”オケージョン服”(イベント、冠婚葬祭用など)を取り扱う独自ブランドサイトとして展開していく。
同社では2016年にモーニングコートのレンタルサービスを導入して以来、取り扱いアイテムを順次拡大。これまでは男性向けのタキシード・パーティースーツ、女性向けに子供の受験時同伴用のスーツ・セレモニースーツ・パーティードレスを含めて6アイテムを展開している。近年のシェアリング志向の高まりとともにリーズナブルな価格や利用の手軽さなどが好評となり、今回のレンタルサービス専用サイト立ち上げが決まった。
同サイトでは、利用者が着用シーンに合わせて好みの商品を予約することで、商品が自宅に配送される仕組み。予約は商品受け取り希望日の60日から10日前までの期間で可能となっており、レンタル期間は4泊5日。使用後は宅配便で返却するだけで、クリーニングは不要。
既存のレンタルサービス内容に加え、シューズ・バッグ・コサージュなどのオプション商品(有料)を新たに用意したほか、男性向けパーティースーツの種類を2倍、女性向けセレモニースーツを 2倍以上、女性向けパーティードレスを6倍以上に増やすなど、それぞれ品揃えを拡充した。
なお、既存のレンタルサービスは、これまで「洋服の青山」と傘下の「ザ・スーツカンパニー」それぞれの公式サイト内でコンテンツの1つとして運用してきたが、今回から2業態に分かれていたコンテンツを統合し、販売を主な目的とする公式サイトから独立させてて、レンタル専用のサイトとして運営していく。