わかさ生活が、機能性表示食品を集めたサイトを開設した。機能性表示食品に関する情報発信を行うほか、他社製品を仕入れ通販する。これまでアイケア関連のサプリを中心に事業基盤を構築してきた。他社製品も扱い幅広い健康ニーズに応えることで、総合サプリメント企業への成長を目指す。
4月14日に開設した新サイトは、「カラダいいものネット」(=画像)。製品の大半は、自社で仕入れ販売する。一部製品は、メーカーから直送する。
2015年に始まった機能性表示食品制度は、累計2500製品以上ある。その中から提案したい製品100種類以上を扱う。今後も取扱い製品を増やしていく。
これまで他社とのコラボレーション製品を限定販売することはあったが、自社開発製品の展開が中心。自社で幅広い製品群の開発を進めることには限界もあった。消費者からの相談窓口では、「お客様の悩みに応えるため、自社製品に限らず、他社で取り扱いのある製品や素材を提案することもあった」(同社)という。より積極的に顧客の健康上の悩みに応えるため、他社製品の仕入販売を決めた。同社が仕入れ販売を本格的に行うのは初めて。幅広い製品群の提案を通じて、顧客接点を拡大していく。
「カラダいいものネット」は、消費者向けコミュニティサイト「わかさ生活ランド」内に開設。これを導線に誘導する。既存顧客向け会報誌、同梱物でも提案を強化していく。
「わかさ生活ランド」は、ほかに自社製品の通販サイト、消費者向けの健康情報やオンライン講座などのコンテンツも展開する。自社製品の通販サイトでも、他社の機能性表示食品が購入できるようにする。
4月から中核事業であるアイケア関連、認知機能や美容などフェイスケア関連、その他サプリメント群を扱うボディケア関連、出版事業等を行うライフケア関連の4つの事業領域で展開を始めている。関連の組織再編も試行している。
他社の機能性表示食品の販売は、ライフケアの事業領域で展開。専任の担当者も配置している。