ビーノス 今上半期越境EC動向発表

 BEENOS(=ビーノス)は6月29日、同社が手がける代理購入サービス「Buyee(バイイー)」の購買データより、越境ECの消費動向を振り返る「BEENOS 2021年上半期 越境ECランキング」を発表した。当期の人気商品の二大ジャンルとして、「ホビー」と「ファッション」を選出した。

 商品別での1位は、「パンフラワー用ハサミ」(やおき工業)で、小麦粉の粘土細工用、刺繍用、化粧用となっていることから、コロナ禍の在宅時間での手芸などに活用されているという。2位は「軽量用防振ゴムKXBシリーズ」(倉敷化工)で、小型ポンプ、ファン、モーターなどの防振・除振に使用されるパーツとなっている。

 3位と5位には越境ECで強いジャンルでもある「ホビー・カルチャー」商品がランクイン。3位の「ホットウィール ニッサン シルビア(S15)」(マテル・インターナショナル)はスポーツカーのダイキャストで、巣ごもり消費で高まるコレクション熱を反映。5位の釣り具「ASA015ハゲ皮サビキ」(浜田商会)は、ソーシャルディスタンスを保てるアウトドアの世界的な人気を象徴した結果となった。

 4位は「日清 スーパーカメリヤ ドライイースト(お徳用)」(日清フーズ)となっており、ステイホームで需要が高まっているドライイーストで、海外でもパン作りや菓子作りで在宅時間を充実させていることが伺えた。

 同社によると、当期は越境ECの大きな消費傾向として「ホビー」や「ファッション」など希少性の高いロングテール商品が人気を得たという。商品別ランキングでは定番商品がランクインした一方でインバウンド需要のオンライン化、手芸用品や食料品が売れたことから在宅時間の充実といった新型コロナウィルスの影響による消費傾向が継続して表れたと見ている。

 今下半期については、世界各国のワクチン接種が進み、フターコロナの世界が訪れ、その影響が今後の越境ECの消費動向にも表れることが想定されるとした。

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