靴とファッションのネット販売を手がけるロコンドは2月8日、新たな決済方法として、試着してから商品代金を支払える「試着後払い(しちゃくごばらい)」のサービスを開始した。
試着後払いは、ヤマトクレジットファイナンスの「クロネコ代金後払いサービスを活用したもので、商品が到着して試着をした後に、返品商品を除いた最終購入分のみの代金を支払うサービスで、商品出荷から30日後に請求書が発行され、その後、購入者は14日以内にコンビニかauかんたん決済で支払う形となり、決済手数料は税込350円がかかる。
ロコンドでは、これまでも”自宅で試着 気軽に返品”をコンセプトに、返品対応期間をファッション通販サイトとしては長い21日後(出荷日から)に設定し、ユーザーが購入商品を返品した場合は返金していたが、後払いを導入することで、同社のコンセプトをより明確に打ち出した格好だ。同時に、「ゾゾタウン」や「ショップリスト」といった競合のファッション通販モールが導入する長期間対応の後払いサービスと差別化を図る狙いもあるようだ。
試着後後払いについては、一部の予約商品やメーカー直送品を含む注文では選択できないほか、「ロコンド」など同社運営サイト合計税込5万4000円を超えての利用もできない。同決済の利用時には審査があり、利用できない場合は同決済は選べない。また、同決済を利用した後、注文した商品をすべて返品した場合でも送料と決済手数料は発生する。なお、返品する場合は通常通り21日以内としている。