デファクトスタンダード リモート査定は20代が多く

 ブランド品の宅配買い取りサービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは7月7日、開始から1周年を迎えたリモート査定サービス「ブランディア Bell」の利用状況を発表した。それによると、宅配買取と比べて20代の利用者が多いことが分かった。

 同サービスは接客員が顧客とビデオ通話で対話しながらブランド品の査定、買い取りを行うリモート査定。従来からある宅配買取に不安を感じる顧客向けに実店舗を展開しているが、直接来店できない需要などに対して、利用を促している。リモートでの成約後は実際に商品を送る前でも即日入金を実施している。

 利用状況として、ブランディアのメイン顧客が30代~50代の女性となる中、リモート査定では宅配買取と比べて20代の利用者が多い傾向にあるという。

 特にスマートフォンからの利用が8割と多い。背景には「LINEアカウント」から査定予約を行うことができ、スマホで予約、査定、成約まで完結できることがあると考えられる。

 開始からの3カ月間と、直近3カ月間のリモート査定での月平均の買取金額を比較すると、19・8倍に伸長。コロナ禍における非接触型サービスの需要の高まりが追い風になっていると見られる。

 また、当日内振り込み完了割合は90%を達成し、土日祝日の場合の着金は銀行の営業日になるが、成約後の入金手続きを100%実施している。

 平均査定時間は約35~40分、時間別では正午12時の利用が最も多い結果となった。在宅勤務の昼休憩時間や隙間時間に、利用していることが伺える。曜日別では、外出が増える土曜日以外の利用率には大きく差がなかった。

 最も査定数の多いアイテムはバッグで、そのほか、靴やコートなど実店舗に持ち込む際には少しかさばるアイテムが上位となった。査定ブランドでは「ルイヴィトン」がトップになった。

 なお、今後については隙間時間に査定を行うニーズに合わせ、日中の査定枠を拡大するとともに、要望の多かった仕事終わりの査定にも対応できる午後20時以降の枠も試験的に導入。また、これまではオンライン通話アプリを別途インストールした形での利用となっていたが、今後はPC・スマホのブラウザから直接リモート査定を行える独自ツールも開発する予定。

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