オイシックス・ラ・大地は11月、マタニティ・ベビー・キッズの専門店を運営する赤ちゃん本舗と協業の検討を開始した。顧客に子育て中のファミリー層を多く保有し親和性が高いと判断した。商品の共同開発を行うほか、相互送客を図る。協業は来春から開始し、5年後に売上高100億円を目指す。
協業の一環で、来春にオイシックス・ラ・大地の通販サイト「Oisix」内で、共同開発商品やサービスを提供する専用コース「Oisix with アカチャンホンポ」を開始する。アカチャンホンポの店頭やアプリを活用して、会員獲得をすすめていく。
両社は共同で、オリジナル商品の開発もすすめる。おやつや離乳食、ミールキットなどの領域で検討し、0~3歳の子どもを持つファミリー層向けに提案する。
このほかに、コース内で「アカチャンホンポ」のオリジナル商品提案や、クーポンの配布などを実施する予定。また、アカチャンポンポ店舗で「Oisix with アカチャンホンポ」サービスを紹介する。
赤ちゃん本舗は全国で121店舗を運営し、会員300万人を保有している。子育て中のファミリー層をメーンターゲットとしており、子育て世帯における知名度が高いと分析。オイシックス・ラ・大地はマタニティ、ベビーグッズと食品をワンストップで販売する物流網を保有しており、親和性が高いことから協業することにした。