仮想モールの「Ｑｏｏ１０」を運営するイーベイジャパンは１１月１日、熱帯魚や生餌などに分類される一部の「生き物」に対する出品禁止の制限規則を緩和した。これにより、事前審査を通過した、熱帯魚や生餌などの一部の「生き物」を出品することができるようになっている。
同モールでは以前より全ての「生き物」を、出品禁止の対象商品として分類してきた。しかし、コロナ禍において自宅で過ごす時間が増えたことで、ペットとの癒し時間を重要視する消費者も多く、観賞魚の飼育がブームになっている背景もあり、今回、「生き物」の分類を見直し、出品禁止の制限緩和を決定した。
今回、制限が緩和される一部の生き物は、熱帯魚、生餌（ミツバチ、コオロギ、てんとう虫、ミノー、シャイナー、ミミズ、ミールワームなどの生きた餌）。出品当たっては全ての法令や同社のポリシーに適合している必要がある。同社のポリシーでは動物福祉と在来種、絶滅危惧種、絶滅危機種を保護することを公約している。また、出品者は、必要な政府の許可を得ている必要があり、安全な配送を保証する必要もある。
なお、以前より同モールでは、生体とは別に犬用品、猫用品、ペット用品、小動物用品、熱帯魚・アクアリウム用品、動物医薬品、鳥用品、爬虫類・両生類用品、昆虫用品などのペット関連商材を９種・２５万個以上販売している。
今回の規制緩和で、水槽のように飼育に必要な用具とのセットで販売されることも見込まれるため、ペット初心者などからの需要があると想定している。