アスクルは7月19日、商品の仕入れ先の1社で仕入れ商品の発送業務も委託しているクリーンテックス・ジャパンが第三者による不正アクセスを受け、アスクルの顧客データを含む情報の一部が外部へ流出した可能性あると発表した。
アスクルによると、クリーンテックスが7月8日に不正アクセスを検知、同14日にはアスクルに不正アクセスを受けた事実と同社顧客の個人情報が流出した可能性があることなどの報告を受けたという。
流出した可能性がある情報は2017年6月1日から今年7月5日の間にアスクルが運営する通販サイト「ASKUL」「ソロエルアリーナ」「LOHACO」で、クリーンテックスの商品を購入した顧客の商品送付先の氏名と郵便番号、住所、電話番号、会社名。対象件数は現時点では約4500件になるという。
決済情報などはアスクルがクリーンテックスに委託していないため、対象外となり、流出した恐れはないという。
アスクルでは個人情報が流出した可能性のある顧客が正確に判明次第、個別に連絡する。また、個人情報保護委員会および日本情報経済社会推進協会に報告した。再発防止のため、個人情報委託先における情報管理状況の調査方法の見直しを行うとしている。
なお、千趣会でも7月15日付で同じく商品仕入れ先の1社であるクリーンテックスが不正アクセスを受けて、同社の顧客情報の一部が漏洩した可能性があることを発表している(前号既報)。