ZOZO(ゾゾ)は8月2日、ブランド店舗スタッフの販売サポートツール「FAANS(ファーンズ)」に、新たにコーディネート投稿機能と成果確認機能を追加し、正式版としてローンチした。すでにアダストリアやパル、ラコステジャパンなど複数のブランドに新機能を提供しており、今後も順次、提供先を拡大する予定だ。
「FAANS」は昨年11月に始動した、「ゾゾタウン」とブランド実店舗をシームレスつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO(ゾゾモ)」で展開するサービスのひとつで、アパレルリテールテックサービスとしてファッション業界の新しい仕事道具となることを目指しているという。
第1弾として、ユーザーが「ゾゾタウン」上でブランド実店舗の在庫取り置きを希望した際に、ショップスタッフが「FAANS」上の簡単操作で取り置き対応を完結できる機能を導入しており、ECで買い物を楽しむ消費者とショップスタッフの新たな接点を創出している。
今回追加するコーデ投稿機能では、ショップスタッフは「FAANS」ひとつで年間購入者数1061万人を超える「ゾゾタウン」や「ゾゾタウンPayPayモール店」およびファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」へのコーデの同時投稿が可能となり、さらに今秋からはブランドが運営する自社ECにも同時投稿できるようになる。
成果確認機能では、投稿コーデ経由のEC売り上げやコーデ閲覧数などの成果を可視化することで、ショップスタッフのオンライン上での活躍を適切に評価できる(画像)。
今回の両機能はブランド自社ECへのコーデ投稿を含めて無料で提供する。
ゾゾによると、試験導入したブランドの中には、「ゾゾタウン」での月間売上高のうち、約5割が同サイトに投稿したコーデ経由だったという実績もあるようで、「ゾゾタウン」にコーデ投稿することで、ユーザーに対してより充実した購買体験を提供できるとする。