オークファングループのSynaBiz(=シナビズ)は3月、生地を専門に取り扱う卸販売モールの「tunageru(ツナゲル)」を運営するディープラストレーディングとの協業を開始した。
シナビズではBtoB卸モールの「NETSEA(ネッシー)」を運営しており、そのバイヤーとサプライヤー(出店者)の多くがアパレル関連業者となっている。シナビズによると、生地製造工場は規模や人的問題などから新規取引への対応が進まず、一方で設立間もないアパレルメーカーでは生地の仕入れルートの開拓に苦戦するケースが少なくないという。
今回の協業ではアパレル業者の多いネッシーの利用者に向けて、モール内にリンクを貼って、生地の製造工場などが出店しているツナゲルへ誘導することで、仕入れと卸のマッチングを図るという。ネッシー利用者がツナゲルを利用する際に使えるキャッシュバッククーポンも期間限定で配布するなど、利用者の積極的な送客を進めている。
今後についてはネッシー利用者がツナゲルで生地を仕入れして製造し、その後再び、ネッシーで完成した商品を販売するというビジネススキームの循環も図る考え。