大日本印刷は3月31日、天藤製薬のブランドサイトである「ボラギノールタウン」上に、メタバース空間「ボラバースproduced by ボラギノール」を開設した。同空間内からECに遷移して商品が購入できる機能も有している。
同空間は、天藤製薬が手がける痔の薬「ボラギノール」の開発・製造に込めた想いやこだわり、変遷の歴史などをわかりやすく紹介する内容として展開。利用者がアバター(分身)となって同空間内を回遊して天藤製薬の歴史や商品の魅力を体験できるようになっている。
利用者は「ボラギノール広場」、「ドラッグストア」、「病院」、「家」「工場」、「歴史博物館」で構成されたエリアを自由に移動してパネルや動画などを閲覧し、視聴することが可能。「ドラッグストア」から天藤製薬の通販サイトである「BORRAオンラインショップ」にリンクして商品を購入できるほか、「病院」では、天藤製薬のブランドサイトで提供中の「セルフチェック」機能を体験することも可能。また、空間内に複数設置したパネルをタッチすることでコインを集めて、カプセルトイを利用することができるなど、楽しみながら商品の特長や魅力、天藤製薬の取り組みがわかる仕掛けになっている。
なお、大日本印刷では昨年にも菓子メーカーのブルボンが手がけるネット上の仮想空間「ブルボンメタバース」を構築しており、「ブルボンオンラインショップ」で利用できるクーポンが得られる仕掛けなどを同様の仕組みで提供していた。