17LIVEは7月31日、運営するライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」でアプリ内ライブコマースサービス「イチナナショッピング」の提供を開始する。これまで17LIVE上でライブコマースを行う場合、商品を購入するためには別途商品販売ページへ遷移する必要があったが、ライブ配信の視聴から商品購入・決済までアプリ内でシームレスに行うことができるようになるという。
従来のライブコマース配信との差別性については、「17LIVEの特徴であるイベントランキング制を導入するなど、ユーザーの参加意欲や購買意欲を高める形式で実施していく。また、『17LIVE』はアプリ内で課金して楽しむユーザーが多く、既にアプリを通しての消費文化が醸成されているため、商品購入に対するハードルも低いと考えられる。この文化がライブコマースにもポジティブに作用すると想定している」(同社)とし、これまでに300社以上の企業・ブランドに導入した同社のライブコマースソリューション「HandsUP」での実績を踏まえ、新たなマーケットプレイスとして事業を育成していく考え。
「イチナナショッピング」の導入見込みについては、「すでに国内外の著名な企業の参加が決定している。企業参加型イベントなども計画しており、より多くの視聴者の認知が取れると考えている」(同社)とする。
サービス開始キャンペーンとして7月4日から11日まで、レキットベンキーザー・ジャパンの男性向け着圧ソックス「メディキュットフォーメン」のライブコマースを配信した。15人の配信者がそれぞれ商品をPRし、販売個数をリアルタイムで表示。上位入賞者には10月末から東急東横線渋谷駅に掲示予定の駅内広告への出演権が付与された。
なお、「イチナナショッピング」では、企業・ブランドのほか、ライバー自身の商品を販売することも可能となる。