ビーノスグループで越境EC支援などを行うBeeCruise(=ビークルーズ)は9月7日、同グループのtenso(テンソー)が運営する海外向け転送サービス「Buyee(バイイー)」を利用している海外顧客を対象に越境ECに関するに関するアンケート結果を発表した。それによると訪日の旅後での越境EC購入が3割超となっていることが分かった。
同調査は今年7~8月に欧米やアジアなど749人のバイイー利用者を対象に実施。まず、海外旅行の際に、事前にECをきっかけに知ったブランドなどの実店舗に訪問した経験があるかについて聞くと、約半数の49・4%があると回答。SNSだけでなく、ECを通じてたブランドや商品の情報収集が送客につながっているとした。
また、海外旅行中に重さや大きさなど価格以外の理由で、その場での購入を断念した経験については、半数以上の51・5%があると回答した。具体的にはテーブルやランプなどの家具、陶器やガラス製品のような割れ物、箱の大きなフィギュアや楽器などが挙げられた。
なお、現在の訪日需要の状況に関しては、条件付きでの外国人観光客の受け入れが再開された昨年6月以降に訪日した人が43%となり、さらに、今後1年以内に訪日を予定している人は67%となった。中でもマレーシア、韓国、台湾などで訪日意向が高かったとしている。
訪日時に購入したいジャンルとしては、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」や「本・CD・DVD・エンタメ」、「食料・飲料」が人気上位となった。訪日した際の買い物予算については、「10万円以上」が最も多く50・7%となり、次いで「5万~7万5000円未満」が15・9%となった。