ユニクロのライブ配信 年間視聴者数が1000万人突破

 ユニクロは8月末までに、同社が展開するライブ配信のオウンドメディア「UNIQLO Live STATION」の日本国内の年間累計視聴者数が、1000万人を突破した。

 同サービスは2020年12月から配信を開始。新作コラボレーション商品や「感謝祭」などのセール情報を紹介するほか、パーソナルカラー診断や骨格タイプ別診断など、顧客が自身に合った服を知るための診断を軸とした内容で展開。毎週2回のペースで、午後20時から1時間配信している。

 配信場所は本社内に専用施設として設けた「有明スタジオ」のほか各店舗で実施。出演するキャストは、実店舗で働く販売員が中心となる。普段から接客している販売員が、ライブ配信中に寄せられる顧客からのコメントや質問に対して商品知識をもとに的確に案内や提案を行うという。

 国内49店舗から各地域の販売員が地域の特性を加味して、各地域に合った季節の商品や着こなしの提案も実施。通常は、店頭でスタッフが一人ひとりに接客しているが、デジタルツールを活用することで、より多くの顧客からの質問に答えて、商品やサービスの良さを知ってもらうことができるとした。

 最近では大幅に増加している訪日外国人観光客へ向けたライブ配信もトライアルで開始。日本のユニクロ店舗を配信拠点とし、各国・各地域の顧客に向けて、その地域の主要言語による配信を見せることで、訪日前から店舗や商品の情報に興味を持ってもらうことが狙い。

 また、10月25日には同社の代表取締役社長兼COOに9月1日付で就任した塚越大介氏が登壇する内容でグローバル旗艦店の「ユニクロ ニューヨーク SOHO店」からの配信を行う。

 今後は、さらに配信店舗数を増やしていく計画で、地域の企業などと協業し、協業先のPR活動も担いながら、ユニクロ商品を紹介する配信なども同時に実施していく考え。

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