ＧＭＯインターネットグループのＧＭＯペパボは１０月２０日から、運営するハンドメイド作品の仮想モール「ｍｉｎｎｅ ｂｙＧＭＯペパボ」で出店者が特定のユーザーのみに出品する商品を公開できる新機能を実装した。
「限定公開」と呼ばれる新機能を使うことで出店者が「ミンネ」上で出品した作品の販売ページのＵＲＬを知るユーザーのみが閲覧・購入できるようになるもの。当該商品の販売を開始する際の設定時に「限定公開」を選択することで可能となる。これにより、個別に作品の受注製作や取り置きに対応できるようになる。また、特定のユーザーに向けての新作先行販売や数量限定品やサンプル品といった作品の優先販売、卸売価格で作品を卸売販売を行う際にも活用できるほか、作品買い占め防止や対面販売時の在庫切れからくる販売機会の損失を回避できるようになるという。
同社によると１点ものが特徴のハンドメイド作品では特定の顧客からのオーダーメイドや取り置きの依頼が多くあり、出品する作家やブランドから「購入者の限定をしたい」という声が多く上がっていたが、従来まで購入者を限定するには対象者購入用の専用作品ページを設けるほかなかった。ただ、専用ページも公開範囲を制限できず、誰でも閲覧できたことから対象者以外のユーザーが作品を購入してしまうなどの不都合もあったという。