ＥＣ支援を行ういつもは、化粧品ブランド「Ｋｏｈ Ｇｅｎ Ｄｏ（江原道）」の海外展開を強化する。日本製の商品に対する信頼が強く、購入数が多いエリアで新店舗を展開し、中国語圏マーケットで事業を拡大する。
新たな代理店契約で店舗数を１５店舗拡大した。オンラインでは、シンガポール、台湾はＥＣモール、中国はＳＮＳとＥＣモールで展開する。実店舗は、台湾はコスメ専門店、シンガポールはドラッグストアで展開する。店舗選定の理由は「中国語圏マーケットの拡大のため。ブランドのターゲット層に沿っていること、店舗展開のイメージを自社でコントロールできることが基準」（同社）という。
昨年４月に、「江原道」の海外独占販売権を取得。現在、中国、シンガポール、台湾、マレーシア、香港の代理店を担う。マレーシアを除き、オンラインと実店舗で展開している。
今年２月に行ったＫＯＬ（中国版インフルエンサー）によるライブコマースでは、約１５分でブランドを紹介し、約２０００万円を販売するなど好調な実績をあげた。今後、海外の販売店舗拡大、ライブコマースの活用によるＫＯＬとの連携を強化する。
同社は「江原道」の展開で、海外におけるチャネル開拓やマーケティングプロモーション、ブランディングを担当している。ブランドの海外比率や売り上げは、「非開示」（同社）としている。
拡大する販路は、オンライン店舗は、中国は抖音（ドウイン）、京東（ジンドン）、小紅書（レッド）。シンガポールはＳｈｏｐｅｅ（ショッピー）。台湾はＰＣｈｏｍｅ購物、東森購物、蝦皮、ｍｏｍｏ購物。
実店舗は、台湾は新光三越のｂｅａｕｔｙＳＴＡＧＥの４店舗（台中市、台北市、新北市２店舗）。シンガポールはウェルシア「Ｗｅｌｓｉａ―ＢＨＧ」の３店舗。