ネット販売事業などを手がけているジェネレーションパスは4月より、商品カテゴリーや用途別、テーマ別など、専門性に特化した複数の自社通販サイトの立ち上げを順次開始した。まずは、4月中に3サイトを立ち上げており、今後、数カ月間でマーケティング情報の分析や改善サイクルなどを構築。1年以内に10サイトの新規開設を目指していく。
まず、第1弾として4月5日に開設したのは、女性をメインターゲットに韓国・北欧の家具などを集めた「ブランシェ・ボーテ」(画像)。ホワイト、ナチュラル、グレーのベーシックカラーの商材に特化したもので、実際に同社の女性社員が良いと感じた商品を選定・提供していくという。
公式SNSアカウントも同時に開設しており、個別商品やセール情報などを発信している。
また、4月10日には、電化製品や生活雑貨、家具、寝具といった幅広い商材を集め、法人・個人事業主向けの仕入れ用通販サイトとして「オロシーレ」を開設。人気商品である家庭用ゲーム機や、同社が取り扱うシンプル機能家電シリーズの「Simplus(シンプラス)」ブランド商品も取り扱っていく。商品選定には、海外の工場を視察して経験を積んだ専属のバイヤーが携わっていく。
さらに、1点だけの購入から大口注文まで、顧客の規模に合わせた受注に対応する。今後は冷蔵庫や食器棚といった取り扱いが難しい大型家電・家具も、積極的に展開していく予定。
そして、4月16日には現役のインテリアバイヤーが厳選し、大型家具に特化した通販サイトとして「DigKag」を開設。リビングやダイニング、キッチンなどで使用する大型家具をメインとしたもの。20代後半~30代で、家を購入・リフォームして生活を一新するようなタイミングにある層を主要ターゲットに設定。長い間使える耐久性やリーズナブル価格で訴求していく。あわせて、大型家具は組み立て作業の負担がネックになることもあるため、同サイトでは完成品の状態で配送することを目指すとしている。
なお、それぞれのサイト構築に関しては、子会社でEC支援事業を手掛けるカンナートが行う。