タリーズの通販サイト、不正アクセス受けてカード情報5万超漏えいか

 タリーズコーヒージャパンは10月3日、運営する「タリーズオンラインストア」が第三者による不正アクセスを受け、顧客個人情報9万2685件、クレジットカード情報5万2958件が漏えいした恐れがあると発表した。

 同社によれば、今年5月20日、同社通販サイトを利用した顧客のカード情報漏えい懸念について警視庁より連絡を受け、同日にカード決済を停止、23日には通販サイトを一時閉鎖した。

 この時点で情報漏えいの可能性があったため、5月30日に同社サイトとメディアを通じて告知した。このたび、第三者調査機関によるフォレンジック調査が完了し、通販サイトに会員登録した顧客の個人情報と、2021年7月20日から24年5月20日の期間に同サイトで使われた顧客のクレジットカード情報が漏えいした恐れがあることが分かった。

 原因は、第三者に通販サイトのシステムにおける一部ぜい弱性を突かれ、不正アクセスによりペイメントアプリケーションの改ざんが行われたため。20年10月1日~24年5月23日の期間に会員登録した顧客の氏名・住所・電話番号・性別・生年月日・メールアドレス・ログインID・ログインパスワード・配送先情報が漏れた恐れがある。また、7月20日から24年5月20日の期間にカード決済した顧客5万2958人に関しては、クレジットカード番号・カード名義人名・有効期限・セキュリティーコードが漏えいした可能性がある。

 該当する顧客については、別途電子メールにて個別に連絡している。また、カード情報漏えいの可能性がある顧客がカードの差し替えを希望する場合、カード再発行の手数料は同社が負担する。

 同社では調査結果を踏まえて、システムのセキュリティー対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとしている。改修後の通販サイトの再開日については、決定次第ウェブサイトで告知する。

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