ブルックスは12月4日、美容と健康に特化した仮想モールを開設した。食や運動、癒しに関連する商品を取り扱い、40~70代を中心としたブルックスの顧客へ訴求する。目標売上高は10億円。オープンにあわせて開催したイベントでは小川裕子社長が「ウェルネスサービスの一大プラットフォームをめざす」とあいさつした。
開設したのは「ビオトピアマルシェセレクトモール」。菓子や加工食品、飲料、サプリメント、コスメのほか、介護用品やペット用品などを取り扱う。
同社は独自に提唱する、健康でも病気でもない連続して変化する体の状態「未病」の改善を目的に事業を推進する。「ヘルスケア市場は玉石混交。専門通販サイトとして、品質の安心.安全を標準化する」(同社)とした。
開設時の出店者数はメーカーや生産者30社で、今後増やす。出店時に審査を行い、商品の品質を担保する。出店料や月額利用料は無料で、出品者が販売価格を自由に決めることができる。販売手数料として売上金額の16.1%を徴収する。
商品情報の登録や画像の作成といった出品業務やSEO対策、広告運用における企画立案や制作、カスタマーサポートなどの必要な作業はブルックスが代行する。来年夏には受注管理や出荷など物流業務の代行も開始する予定で、出品者は販売する商品を決めるだけで販路を拡大できる。
仮想モールのほか、DMやはがき、フリーペーパー「my-bio」で商品を訴求する。未病改善を目的とした自社の複合施設「ビオトピア」内の物販エリアでの取り扱いも推進する。