LINEヤフーのフリマアプリでAIが商品情報を自動入力、出品の手間や時間を軽減

 LINEヤフーは3月24日、運営するフリマアプリ「Yahoo!フリマ」で商品出品時に記載する商品情報の一部を生成AI(人工知能)が提案する機能「らくらくAI出品」を追加した。出品する商品の画像をもとに生成AIがタイトル、商品説明文、商品の状態、販売価格などを作成するもの。利用者はAIが作成した内容をもとに修正、登録する流れ。通常、商品を出品する際は商品の内容や状態に合わせて商品説明文を記載し、カテゴリや価格を設定する必要があるため、一定の時間がかかっていたが、生成AIの提案をベースに記載できるため、出品にかかる手間や時間を軽減できるという。

 同機能はGoogle Cloudが提供する機械学習プラットフォーム「VertexAI」を利用した「Gemini」のAPIを活用して開発した。iOS版の「Yahoo!フリマ」アプリに実装する。出品者が「らくらくAI出品」を利用には出品フォームから商品を撮影またはアルバムから商品画像を選択したのちに、同フォーム上の「AIで自動入力する」または「使ってみる」というボタンをタップすると、生成AIが「タイトル」「商品説明文」「商品の状態」「販売価格」などの情報が自動入力され、出品者が必要に応じて実際に出品する商品情報に合わせ内容を修正後、「出品する」ボタンをタップすると出品が完了する。今後、同機能はiOS版のほか、Android版のアプリにも実装していくという。

 なお、「Yahoo!フリマ」には2023年8月から商品出品時に商品名とカテゴリを入力・設定した後に「AIからの提案」というボタンをタップすると、生成AIが商品説明文を自動で作成する機能をすでに実装している。

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