「ポイント多くもらえる日をAIが教えたユーザーの取引高が大幅アップに」――。LINEヤフーが2月20日から運営する仮想モール「ヤフーショッピング」に実装したより多くポイントが付与される日をAI(人工知能)が利用者に通知する機能の効果を3月19日に発表した。
同機能はベータ版として現状、一部のユーザーにのみ表示している商品ページ内に設けた専用ボタンを押すと直近7日以内で、有料会員なのかどうかや購入を検討している商品カテゴリーなど条件を分析して生成AIが当該ユーザーによってポイント付与率が高い日を案内するもの。毎月5・15・25日を「5のつく日」としてポイントを通常日よりも多く付与しているキャンペーンを実施した3月5日の単日取扱高は同機能の利用ユーザーが非利用ユーザーより最大111%となったという。
また、同機能を表示するユーザーの中でも、ポイントがより多く付与する日を生成AIが提案する際に、日にちとポイント付与率のみを示した解説がない場合や、解説がつく場合でも丁寧な口調や友達同士で会話する時のようなくだけた口調など複数のパターンを検証したところ、「丁寧な口調で、おトク日の提案時に生成AIによる解説のあるパターン」が最も反響がよいことが分かったという。
今後、同機能はユーザーの利用状況などをみながら、現在も提供している「Yahoo!ショッピングアプリ」のios版での展開のほか、Android版の提供も行っていく予定としている。