アイスタイルの連結子会社のアイスタイルリテールは6月19日、名古屋市内に旗艦店をグランドオープンした。約500のブランドを取り扱う。トンネル型のコスメ棚や、カプセルマシンなどのほか、頭皮や髪質診断コーナーなど新たなコンテンツを展開。来店顧客とブランドとの接点拡大につなげる。
出店したのは「@Cosme NAGOYA」。名古屋駅直結の商業施設「タカシマヤ ゲートタワーモール」内の5階に構える。売り場面積は約810平方メートル。㍍阪に続く3カ所目の旗艦店となる。
コンセプトは「BEAUTYのど真ん中」。年齢や性別を問わず、自分自身に合うコスメに出会える買い物体験の提供を目指す。コスメのセレクトショップとして国内初の取り扱いとなる「グッチ ビューティ」といったラグジュアリーブランドや、百貨店や通販、専門店などの流通チャネルを横断した幅広いブランドをラインアップする。
「ベストコスメアワードストリート」と銘打ち、トンネル型のコスメ棚を設置した。6月11日に発表したベストコスメ受賞商品を中心に約150アイテムを展示した。
また、同旗艦店で初めてカプセルコスメコーナーを用意した。ポイントを活用してガチャガチャを回すことが可能で、メイクやスキンケアなどのサンプルを引き当てることができる。カプセルマシンは15台を置き、「ファンケル」や「エクセル」、「アクシージア」などのブランドがアイテムを提供した。
頭皮・毛髪診断コーナーを初めて導入した。ViewBEが開発したタブレット型頭髪チェックシステムを活用する。頭髪の悩みの入力や頭皮写真のアップロードをすると、髪質タイプを4つに分類提案する。
売り場では4つの分類に応じて色分けしたプライスカードを掲示し、商品選びをサポートする。ヘアケアのトレンドは、スキンケアと同様に髪質に合った成分やアイテムを選択するように変化。これに応じた売り場作りを行うことで新たな商品との出会いのきっかけにしたい考え。
オープンに合わせて期間限定で10%のポイント還元を実施。一定額以上の購入でサンプルセットをプレゼントするほか、人気ブランドの特別セットを限定販売した。