東急百貨店は9月1日、通販サイトをiPhoneとアンドロイド両端末のスマートフォン向けに最適化した。スマホ利用者の拡大に対応して顧客の利便性向上を図るのが目的で、百貨店の通販サイトがスマホに対応するのは初めてとする。
同社は、アイティフォーのEC構築パッケージを導入し、PCサイトで展開する商品画像や説明などすべての情報の閲覧や機能をスマホでも利用できるようにした。
「東急百貨店ネットショッピング」のトップページやカテゴリーページ、商品詳細ページなどをスマホ用のサイズに変更して表示することでユーザビリティーを改善し、購買意欲を高めたい意向だ。
東急百貨店のネット販売は近年、年率2桁成長を維持するなど好調で、昨年11月には通販サイトで注文した化粧品を都内の百貨店店頭や東急ストアの一部店舗で受け取れるサービスを開始するなど、顧客のネット利用を強化している。今回、百貨店としてはいち早くスマホ対応することで新客獲得にもつなげる。