ヤフーがリアルの物産展事業を積極化している。10月5日から同月10日まで、博多大丸と共同で、大丸福岡天神店の催事場で仮想モール「ヤフー!ショッピング」と同百貨店の人気グルメ商品を販売する物産展を開催。九州地区の「ヤフー!ショッピング」に馴染みの薄い層へアピールし、新規開拓につなげる。ヤフーの地方での催事展開は今年6月に山梨の岡島百貨店と行った物産展に続き2例目。
開催するのは「全国お取り寄せグルメ『Yahoo!ショッピングVS大丸うまかもん対決!』」。大丸福岡天神店の催事場で午前10時から午後8時まで開催する。
出店店舗は60店で、「ヤフー!ショッピング」の店舗は30店。伊藤久右衛門の「宇治抹茶ロールケーキ」や神戸フランツの「神戸魔法の壷プリン」、オーガニックサイバーストアの「禁断のウルトラチーズケーキ」など、これまで催事で人気が高かった商品を販売。博多大丸からも同百貨店で人気の商品を販売する。
物産展を盛り上げる企画として、大丸福岡天神店の会場内で毎日、ストア別の販売個数ランキング上位10店を発表。また、福岡パルコと連携してパルコ内にサテライト会場を設置し、専用アプリなどを使ったモバイルスタンプラリーを開催。達成者には抽選で、ヤフーのポイントや大丸セレクトグッズなどをプレゼントする。
また、ヤフーではイベントに先駆け、9月26日から特設サイトを開設。催事で販売する商品の紹介や食べてみたい商品の投票などを行っている。
ヤフーでは以前にも、西武池袋本店や岡島百貨店と物産展を開催するなどリアル展開を積極化している。「問い合わせは多数来ている」(ヤフー)としており、今後も催事を積極展開していく構えだ。