【EC周辺】ブレインパッド、ツイッター対応のメール配信サービス提供へ

ブレインパッド草野社長(左から2人目)とイーメールビジョンのニックCEO(同3人目)。国内EC企業への普及を目指す

データ分析やレコメンデーションなどを手がけるブレインパッドは9月29日、仏のイーメールビジョン社と日本での販売契約を締結し、メールを活用したマーケティングサービスの提供を開始した。メール配信と同時に顧客の反応を分析することができるサービスで、ツイッターなどのソーシャルメディアにも対応しているのが特徴。ネット販売実施企業などの利用を想定しており、今年度中に約50社への導入を見込んでいる。まずは特定のクライアント向けにパイロット版を提供。11月から正式版を展開する計画。

提供を開始したサービスは「キャンペーンコマンダー」。メール送信先の顧客のセグメントを容易に行えることや、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアに対応していることが特徴だ。

顧客のセグメントでは、個人情報や属性、購買履歴、行動履歴などの設定から、最適なターゲットを自動で絞り込んで抽出。「テクノロジーを知らない人でも簡単にデータを取り出すことができる」(ブレインパッド)という。また、そうして抽出した顧客タイプに合わせて適切なメールタイトルやコンテンツを配信することや、顧客の反応を調べる「A/Bテスト」を行うことも可能としている。

ソーシャルメディア対応はツイッターやフェイスブック、リンクトイン、マイスペースなど16種類のサービスと連携し、送信メールに「いいね」ボタンなどを挿入できる仕組み。受信者がメールの情報をソーシャルグラフ(ネット上の人間関係図)と共有できるため、新たな顧客の開拓につながるとみている。メールの共有先やリンクを開いた結果などを計測することも可能だ。

料金体系は月額1万円からで、1万通まで配信可能。別途初期費用が加算される。

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