ネットプライスは年内をメドにiPhone向け新アプリの提供を開始する。キャラクターが発信する質問に対するユーザーの回答を分析し、それぞれの興味に合わせて商品をレコメンドするというもので、キャラクターを育てるというゲーム性を重視した内容になっている。同社ではアプリ提供により新規顧客との接点づくりにつなげる方針だ。
新アプリは「ネップコーン」。「ぴーこん」というキャラクターからの質問に回答することで、キャラを育てていくという仕組み。質問はユーザーの性格や生活など一般的なものに加え、ネットプライスが扱う商品について興味の有無を尋ねる。
質問に使う商品はネットプライスが毎週入荷する1000種類の中から厳選し、回答結果から得られたユーザーの興味や関心に即して商品をレコメンドしていく。
商品についての質問画面ではツイッターやフェイスブック、ミクシィなどと連携しているほか、その商品を購入したい場合は通販サイトへ遷移する仕掛けになっている。また、商品の好みが近い他のユーザーとアプリ内でつながって交流する機能も設けている。
ユーザーが質問に回答する度に1ポイントを付与し、ネットプライス内で使える「とくポイント」と交換することで通販サイトの利用につなげる。アプリ開始時はキャンペーンとして、1000ポイントを「とくポイント」300ポイント(300円相当)に交換し、その後はアプリの利用頻度を検証して交換率を定めていくという。
ネットプライスでは、各商品に対する属性ごとの傾向を分析し、通販サイト内の効果的な配置や翌年の仕入れなどの面で活かしていく考えだ。
同アプリは、マクロミル子会社のエムワープが提供するスマートフォン向けアプリ「ポップコーン」のASPを活用。キャラを育てるというゲーム性を重視することで新規ユーザーにアプローチし、ダウンロードにつなげる狙い。アプリの利用は無料で、初年度10万ダウンロードを目指す。