夢展望は11月10日、自社のソーシャルサービスでスマートフォンサイトを開設した。これまでフィーチャーホンのみの展開だったが、スマホ経由の売上高が全体の15%超まで伸長しており、フィーチャーホンからスマホへ切り替えるユーザーが今後も増加すると判断。今後は外部SNSとの連携やアプリなど新機能の追加を検討する考えだ。
開設したのは「MY CLOSET(マイクローゼット)」で、フィーチャーホン向けサイトをスマホ用に再構築した。通販サイト「夢展望」で販売する商品の中から、お気に入り商品をコレクション登録し、他のユーザーに公開することができる仕組み。他のユーザーをフォローすることが可能で、評価機能「かわいい!」ボタンを活用してユーザー同士で評価しあうことができる。マイクローゼットのコレクションを通じて商品ページに誘導する。
スマホの操作性を重視し、瞬間的に選択できるようにボタンデザインを工夫したほか、操作ミスなく利用できるようにボタンは隙間をあけて配置。また、画面の大きさに合わせてテキストやイラストを見やすくデザインした。
同サイトはスマートホンのほかに、タブレット端末に対応。対応端末の拡大により、アクセス機会を増やしユーザーの活性化につなげたい考え。
夢展望によると、今年4月に5・7%だったスマホ利用率は10月に16・2%と拡大。現状は18%となっており「来月には20%まで増加しそう」(同社)とする。今後はフィーチャーホン向けサイトの大きな改修予定はなく、開発コストはスマホに投下する方針としている。
なお、マイクローゼットはこれまでフィーチャーホンのみで展開していた。マイクローゼットのコレクション経由で商品ページの閲覧数が増えており、サイトの回遊性の向上につながっているとしている。