楽天は12月6日、多機能タブレット端末「iPad」専用の商品検索アプリの配信を開始した。検索商品は「楽天市場」内の商品が対象。欲しい商品の具体的なイメージを持たない女性の利用を想定したもので、表示した質問への回答を基に商品を絞り込む仕組み。販売チャネルを多様化することで「楽天市場」への流入増を狙う。
アプリの名称は「もやピタ」。購入意欲はあるが、明確な商品のイメージが持てない女性などを対象に展開する。
同アプリはギフト商材の検索を想定したもので、複数の質問に対する回答をもとに商品を絞り込んでいく「もやっとサーチ」機能を実装しているのが特徴。質問は最大で10問程度になっており、クリスマスやバレンタインなど、利用時期によって季節のイベント行事に合致した質問内容が表示される仕組みだ。
また、通常の検索機能の「ピタッとサーチ」やお気に入りを保存できる「マイもや」、2つの保存した商品をドラッグしてぶつけることで価格やレビュー、ポイント付与率などが比較できる「ぶつける比較」などの機能も実装する。同アプリの利用は無料。
これまでのダウンロード数や目標数は非公表。今後、iPhone版やアンドロイド端末版などでの展開については「ユーザーの反応をみてからだが、将来的には視野に入れている」(楽天)としている。