ヤフーは5月17日、中国最大の通販サイト「淘宝(タオバオ)」内に開設している購買代行サイト「淘日本(タオジャパン)」のサービスを終了する。同時に、「ヤフー!ショッピング」内でタオバオの商品が購入できる「ヤフー!チャイナモール」も閉鎖。両サービスの直近の取扱高や商品出荷数は非公表だが、「(タオバオとの相互供給は)時期尚早だったかもしれない」(ヤフー)としており、利用は伸び悩んでいたようだ。
「タオジャパン」は2010年6月に「タオバオ」内に開設。「ヤフー!ショッピング」へ出店すれば追加料金不要で商品が自動出品される仕組み。同時に、「ヤフー!ショッピング」トップページにも「ヤフー!チャイナモール」を設置し、日本のユーザー向けにタオバオの商品を紹介してきた。
ヤフーでは「ニーズはあると思うがいろいろ改善すべき点もあった」(同)と分析。ただ、利用状況は「悲観的には見ていない」(同)とし、今後、違った形でサービスを開始する可能性もあるとしている。